黎族四大名物料理
山野に根ざし、匠の技によって洗練されたこれらの料理は、黎族の食の知恵を生き生きと伝えるものです。それぞれの味わいは、山海の自然の恵みと、環境によって育まれた民族の文化的本質を宿しています。
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01
五本足の豚―五脚豚
香豚とも呼ばれ、海南島の地元の家豚とイノシシの交雑種です。イノシシのように足が短く鼻先が長く、土を掘って餌を探す習性があり、歩く時は鼻が地面につくため、後ろから見ると五本足のように見えることから、地元では「五脚豚」と呼ばれています。体が小さく軽量で、皮が厚く脂が少なく、肉質が締まっていて柔らかく、さっぱりとして飽きの来ない味わいです。白切れ(茹で豚)、焼き豚、火鍋など、どの調理法でも独特で美味しい味を楽しめ、ぜひ一度味わってみる価値があります。
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02
木に寝る鶏―什玲鶏
農家で放し飼いにされている地鶏で、体は比較的小さめです。昼間は山林で木の実や昆虫、野草を食べて過ごし、夜は飼い主の家の前の木に戻って眠ります。この独特な生活習慣により、肉質は野鳥に似て、皮はパリッとし、肉は柔らかく、甘く香り高く、栄養も豊富です。
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03
サーフィンする魚―石鱗魚
石鱗魚は清流が流れる山間の渓流に生息し、流れに逆らって泳ぐ習性から「サーフィンする魚」と呼ばれています。小ぶりで身が柔らかく、揚げ物にして食べられることが多く、外はサクッと香ばしく、中はほっくりと柔らかい独特の食感が楽しめます。
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04
家に帰らない牛―小黄牛
「野黄牛」とも呼ばれ、黎族の人々はこの牛を半野生状態で育て、山野や村近くの林で自由に放牧しています。週に一度様子を見に行き、塩を飼料として与えます。半野生の生活を送っているため、肉は甘みが強く水分が少ないのが特徴です。干し炒め、炒め物、焼き肉、白切れ(茹で肉)などの調理法がありますが、最も人気なのは干し炒め小黄牛肉で、コラーゲン豊富で最高の食感を味わえます。