三亜と海南ローザンヌ観光大学が連携 観光人材の育成に新たな力
7月9日午前、三亜市観光発展局と海南ローザンヌ観光大学は戦略協力に関する覚書を正式に締結した。
観光と教育が互いの強みを生かす連携となる。海南自由貿易港で全島を対象とする特別税関運営が進むなか、三亜は国際的な観光・消費拠点の中核エリアづくりを加速している。国際航空路線の拡充、海外市場の開拓、高付加価値商品の充実、サービス品質の向上。そのいずれにも、国際感覚と専門性、幅広い実務能力を備えた観光・文化人材が欠かせない。伝統的な観光地から国際的な観光・消費拠点へと飛躍する三亜にとって、人材育成は重要な課題だ。

海南ローザンヌ観光大学は、海南自由貿易港における教育分野の対外開放を象徴する大学である。海外の高等教育機関が海南で独立して設立した、中国で2校目の大学として、スイスのEHLホスピタリティ・ビジネススクールが築いてきた100年以上の教育体系を受け継ぐ。EHLはQS世界大学ランキングの関連分野で8年連続首位に立った。「スイスの基準、中国での実践、世界的な視野」を理念に三亜に開学した同大学は、海南の国際的な観光・消費拠点づくりを人材面から支える。
2026年には中国の19の省・自治区・直轄市から学生を募集する。英語に浸る教育環境を整え、学生が海外へ渡らずに世界水準の観光・ホテル経営教育に触れられるようにする。

締結式で、三亜市観光・文化・ラジオテレビ・スポーツ局の局長を務め、三亜市観光発展局の党委員会書記を兼任する黄興氏は、三亜が転換の重要な段階にあり、人材こそ最も大切な資源だと述べた。海南ローザンヌ観光大学は、海南自由貿易港の観光・文化産業にとって貴重な人材供給源になるという。覚書に基づく主な協力分野は次のとおり。
📍実習・実践教育拠点の共同整備。三亜の主要な観光・文化企業と連携し、教育と産業の現場を結ぶ。
📍業界課題の共同研究。上質なサービスの手順、観光地の持続可能な運営、異文化圏の宿泊客への対応を研究し、ローザンヌのサービス基準を三亜の熱帯海浜リゾートに適した形で生かす。
📍人材育成。企業の採用需要に合わせて教育を設計し、三亜の企業が国際感覚を備えた優秀な人材を採用・定着させられるようにする。
一つの都市と一つの大学が、未来に向けた約束を交わした。三亜には中国屈指の熱帯海浜観光資源、自由貿易港の政策上の利点、そして「アジア太平洋のヨットの都」を目指す産業構想がある。海南ローザンヌ観光大学には、ローザンヌの100年に及ぶ学術の蓄積、世界水準の教育体系、国際的な視野がある。